旧正月の中国は

中国では春節（旧正月）が長期休暇の時期になります。この時期の中国はまさに民族大移動の時期で長距離列車が発着する主要駅は黒山の人だかりになります。近距離の切符を買おうにも我先にと割り込みしてくる人がいるから満足に切符が買えない時期でもあります。
駅で切符の購入が困難なときは市街地にある中国鉄路（国鉄）が公認している場外発売所で購入することになるのですが２元（約３０円）の手数料が必要になります。場所によっては３０元のボッタクリの販売所もあったりします。
ちなみに春節（旧正月）時期は昔のボロボロの車両をかき集めて臨時列車として走らせることがあります。
なんたって未だに車軸発電機（列車が動かないと電気が発電できないシステム）が付いた車両が連結されているし、何が編成されているか分からないパンドラボックス。
黄金周期や春節などに走る臨時列車は非常に混む上に時刻表の合間を縫って走る列車（夜中出発・到着も珍しくない）なのでとにかく遅い！乗車を考えるときは「敵を知り、己を知る」ことが必要な恐怖の列車！
しかも所要時間は定期列車の２倍！おまけに地方から来る出稼ぎの人なんか、ドアからなんて乗らない。
入り口なんてそっこらじゅうにあるじゃん！という。なんとも発展途上国的な発想で窓から乗車するのは当たり前！

ガンダム的発想をするとこんな感じでしょうか？
オルテガ・ガイア・マッシュ（黒い三連星）：よーし。これらから乗車にジェット・ストリーム・アタックをかけるっ！
ガイア：オレを踏み台にした〜！？（黒い三連星）

外国人や海岸地区の富裕層は冷暖房装備の１等車に乗車するものだから途中の駅で臨時列車を追い抜くときのあの鋭い目つきは怖いものがあります。あの鋭い目つきは今でも脳裏に焼きついています。
[エクスプロア上海]