楽天の個人情報販売についてもう一言

GIGAZINEが5月27日19時00分29秒更新で取り上げたニュース

楽天、利用者のメールアドレスを含む個人情報を「1件10円」でダウンロード販売していることが判明という内容でしたが・・・。

昨日の日記(意見)を書きこんだ後、もう一度、GIGAZINEさんの記事を読んで言えることはメールアドレス流出を「楽天が個人情報を販売している」と
いうように話をこじつけているという点です。

昨日の意見でも述べたようにモールの店舗には注文が入った場合に楽天側から同じ文章体で注文確認メールが顧客側に注文メールが店舗側に
CC(カーボンコピー)として届いており、顧客側にも

【ご注意】
お客様のお取引先は下記ショップとなりますので、ご不明な点、ご注文内容に誤り
がある場合は、直接ショップ「○○○ホビー」まで
お問い合わせください。

以下の注文内容がご利用のショップに届いております。
ご確認ください。

というように店舗側にも同様のメールが届いていますよとちゃんと顧客側にお知らせしています。

私が関わっている店舗側は昨日述べたように個人情報保護のため、店舗運営のために個人情報保護規範(私が関係している店舗はちゃんと
あります)をもとにCCに表示されている顧客のアドレスを「アドレスを登録する」などの機能を使用して保存してはならないと規定し、
処分の対象としています。

GIGAZINEさんの記事には

中身は「通常購入データ.csv」「オークションデータ.csv」「プレゼントデータ.csv」「共同購入データ.csv」「資料請求データ.csv」「商品問合せデータ.csv
となっており、名字・名前・郵便番号・住所・電話番号・ニックネーム・メールアドレス・クレジットカード番号・クレジットカード名義人・クレジットカード有効
期限といった各種個人情報が記載されています。

というように書かれていますが、メールアドレス・クレジットカード番号・クレジットカード名義人・クレジットカード有効期限は実際、店舗側は
見ることができないようになっています。この部分の記事は意図的に誇張しているか、入手した際、情報提供者がウソに近い情報をGIGAZINE側に
提供したと思います。

勘違いしてもらいたくないのは「(楽天は渡さないと言っていたにもかかわらず)店舗にメールアドレスが渡っている」という点で
楽天側からメールアドレスを渡しているのではなく、CCで入手したと考えられるメールアドレスを悪意を持った店舗が勝手に登録して
スパム業者に売り渡しているというところが重要でしょう。

ここで糾弾すべきはメールアドレスなどの個人情報を売っているまたは漏洩させて
しまった店舗の責任者もしくは運営者でしょう。


昨日述べたように現段階で楽天側が購入者を保護するために効果がある形は、注文確認メールを購入者に送信するときは購入者側をBCCにして
分からなくするという形を採るべきだと思いますが。

ともかくミスリードによる記事により、多くの人の意思を誘導するかのような行為は辞めてもらいたいです。