JR東海 武豊線がついに電化されます
4月が近いからガセじゃないか?とも思いましたが、本当の話です。
電化完成は2015年(平成27年)春の予定、総工費は82億円(施設費32億 車両50億)だそうです。
使用する車両はJR東海のスタンダード車両である313系電車を28両新製して投入するそうです。
今の車両運用から考えると非ワンマン仕様の313系の2両編成を8本、ワンマン仕様の2両編成を6本投入と
いうことになるのでしょうか?(もしかすると全部ワンマン仕様かもしれませんが)
地元の方ではない皆様にかいつまんでご説明させていただきますと…… 武豊線は6両編成は入線可能です。
ですが半田、東成岩、武豊のホームの長さが5両分しかありません。
私が車掌として乗務していたときは6両編成の列車は乙川の駅を出発したときに大府方1両のドアを開けないように
操作していました。また現在では一部の駅を除いて4両分しかホームのかさ上げ工事をしていません。
というわけで現行の313系5000番台はホームの延長およびかさ上げをしないと入線できません。
(施設費32億円の中に入っていれば別ですが……。ちなみにかさ上げが必要な駅は、尾張森岡、東浦、乙川、半田、武豊。
ホーム延長が必要なのは半田、東成岩、武豊)
おそらく313系はワンマン仕様の3100番台と300番台の新車を入線させてくるのではないでしょうか。
3000番台シリーズはもともと本数が少ない線区向きで発電ブレーキを装備しているので武豊線にとっては条件が合う路線です。
問題は所属区ということになりますが、東海道系統ですから大垣車両区所属ということになるのでしょうか?ただ3100番台を
入れるとなると神領車両区所属になるかもしれません。ですがデビュー当時は211系0番台の代走で大垣常駐だったことも
あるので大垣所属になるとおもいます。まあそれは詳細が決まるまでのお楽しみにしておきましょう。
勝手な予想ですが、現在大府折り返しの普通列車がそのまま直通で入っていくのかもしれません。
ただそうなると非常に非効率な運用になります。(日中4両編成を入線させても意味がない)
ちなみに現在、名古屋車両区に配置されている武豊線用のキハ75形気動車(ディーゼルカー)は0番台が6編成12両、
200番台が8編成16両、ワンマン仕様の400番台が6編成12両の40両です。200番台と400番台を合計すると
28両ですからこれをそっくり変えてしまうという計算になりますが、伊勢神宮の式年遷宮にあわせてキハ25形を
5編成10両を武豊線に投入することになっていますので、キハ25形は一時的に投入ということになるのでしょう。
予定ではキハ75形は高山線系統に転属ということになるのでおそらく岐阜口の高山線と太多線に投入するのでしょう。
そうなると私が乗務していたころ武豊線で活躍したキハ40形とキハ47、48形は2015年以降にJR東海から消えていくことに
なるのでしょうね。あ……キハ11形はどうなるの?
◆[JR東海ニュースリリース 武豊線の電化について 2010.03.18]
◆[朝日新聞 愛知の武豊線、15年春から電化 JR東海の旅客線で初]