常滑焼
おはようございます。
昨日に引き続き、箱根駅伝を見ながらブログを書いてます。
はたしてパソコンのキーボードを叩きながら「書く」というのが正しいのかは
突っ込まないでください。
去年の暮れから私が店長をしている楽天市場の店舗では常滑焼を販売しています。
知っていらっしゃる方もいると思いますが・・・
常滑焼についてお話させていただきたいと思います。
私と常滑焼との付き合いは自分が生まれたころからあったと思います。
現在、当社の社長である父親が常滑にあるもうすぐブランド名が変わる
大手タイルメーカー(シェアとしてはタイルの比率が高いので)に勤めていました。
事あるごとにどなたからか朱泥の急須を頂いてきて応接間の棚に飾っていました。
ごくごく普通の生活の中に朱泥の急須が家では使われていました。
その朱泥の急須がとんでもない人から頂いていたということを私は後に知るのですが
それは後日お話したいと思います。
話を戻して常滑焼の話です。
常滑焼の地の色は朱色です。
これは主原料である粘土が酸化鉄を多く含んだ田土を使用しているからで、現在でも農閑期になると
このあたりでは田んぼを大型ショベルカーで掘り返している光景を見かけます。
その原料を使って焼き上げると粘土に含まれた鉄分が酸化焼成で朱色に発色するのです。
これが最もポピュラーな常滑焼です。
「オイ、じゃあ黒色の常滑焼の急須はどうなってるんだ?」という質問があると思います。
それは「還元焼成」という作業をします。
一度焼きあがった朱泥の急須を黒色にするため、籾殻を入れ エゴロに頭を出して埋め再度1000℃で焼きます。
そうすると酸化鉄が再び反応して今度は黒い急須が焼きあがるのです。
そのため地の色である朱泥より一手間かけるため黒泥の急須は同じサイズの朱泥の急須より価格が高くなるのです。