“景色”が想像できる蓋

こんにちわ店長です。
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久方のひかりのどけき春の日にしづ心なく花のちるらむ

近所の桜を見て思わず紀友則の和歌を思い出してしまいました。

今日は甚秋陶苑の伊藤先生の元にお伺いしてきました。

先日より販売中だった急須を購入してくれたお客様がいたというご報告と

当店で販売する商品を探すためにです。

先生の陶房には展覧会で発表された急須などが数多くあり、中には希少品も

あります。また中には試行錯誤の作品もあり、それがなかなか素晴らしい

急須があります。

今回は御願いしてその一つを頂いてきました。

急須の名前は“深紅色水玉インロー蓋茶泥後手急須”という長い名前の急須です。
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長い名前を付けたのは私なのですが・・・急須を見て名前をつけるとこうなります。

この急須も手のひらサイズでお湯の容量は8号(約144ml)です。お湯を一杯に入れることは

ないのでこの容量はお湯を8割入れた状態の量です。

蓋の色は“深紅色(しんこうしょく)”という色です。

鉄道ファンならご存知かもしれませんが最近まで使用されていた皇族専用車両“御料車”の車体の色です。

その貴賓のある色をベースに水玉模様がプラチナでインロー蓋に美しく表現されています。

見方によっては水玉模様、または水溜りに漂う花びらにも見えてきます。

“景色”が想像できる蓋はなかなかありません。

この商品は“一点限り”の商品です。売り切れたら販売終了ですのでご了承ください。

【一品限り】【甚秋陶苑】伊藤成二の茶泥ミニ急須【一品限り】8号 深紅色水玉インロー蓋茶泥後手急須