茶し道中庵
あー本当に暑い日が続きますよね。
涼しくなるのは寝る直前ですからね・・・。
というわけで、ちょっと涼しくなる場所へ向かいました。
半田街道を北上・・・途中で大規模の舗装工事のため大渋滞・・・。
何とか渋滞地点を通過して向かった先は名鉄河和線高横須賀駅前にある茶し道ちゅう(中の下に皿)庵さん。
日本茶でお菓子を楽しんでいただこうという趣旨の喫茶店です。
店主の蟹江さんが自らレイアウトしたお店の中は落ち着いた照明で照らされています。
いただくお茶は夏季限定の冷茶をいただきます。
種類は煎茶と茎茶と抹茶の冷茶(2種類)計4種類あります。
もちろん冷たいのは苦手という方のために温かいお茶も用意されています。
私がいただいたのは煎茶の冷茶です。
同じ茶葉で三度お湯の温度を変えていただきます。
まず一箭目は絞り出しで低い温度で抽出した数滴の雫を味わいます。
一滴、雫を舌に落とすと柔らかく甘い香りが口腔の中に広がっていきます。
絞り出しの蓋を開けると非常にさわやかな薫りが鼻腔の中を漂います。
他のお客さんと蟹江さんのお話に加えていただき、お茶のことについての会話が弾みます。
もともとお茶は南方の植物で本当は高さ15メートルまで育つ植物だということ
昔は煮出して薬として皇帝に献上していたとか、煮出した色が茶色のルーツとか
お茶が育つ最北端が日本だということなどなど。
お茶の道具を売る身としてはいろいろと勉強になるお話を聞かせてくれます。
2箭目はお湯の温度を少し温度を上げて抽出したものを違う茶器に淹れて、そこに氷を入れたお茶をいただきます。
今度は甘みはあるもののすっきりとした甘さを感じます。
2箭目をいただいた後、3箭目いただく前に上菓子をいただきます。
求肥(若鮎)、ゆず風味の淡雪、以前いただいた水饅頭(餡と抹茶餡)、羊羹など。
今回はゆず風味の淡雪をいただくことにしました。
某有名店の甘ったるい淡雪と違って甘くなくほのかなゆずの風味が口いっぱいに広がります。
お菓子をいただいた後、3箭目をいただきます。
3箭目は2箭目よりお湯の温度を上げて抽出したものを違う茶器に淹れて、そこに氷を入れたお茶をいただきます。
今度のお茶は若干の渋みを感じますが、しっかりとお茶の甘みを感じるそんなお茶です。
実は店主の蟹江さん、お客様が食べる和菓子によってお茶の味を変えているとのことです。
ちょっとした工夫だそうですが、正直分かりません・・・。
その後、いろいろとお話をしてお店を出ました。
どんなお話をしたのかは次回のブログで。