高岡漆器 その3 塩谷製作所

こんにちわ。店長です。

今日も暑い。お昼はあまり水を飲まなかったせいだと思います。

軽く脱水症状気味になりました・・・(汗)

みなさん、水分補給はしっかり摂りましょうね。

高岡漆器の生産工程の作業所見学の続きです。

次に案内していただいたのは木地製作をする塩谷製作所です。
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高岡漆器は4種類の木地が製作されており「くり木地」「挽物木地(ひきものきじ)」「曲物木地(まげものきじ)」

指物木地(さしものきじ)」があります。

塩谷製作所さんは「曲物木地(まげものきじ)」を扱う製作所です。

お伺いすると社長さんは底板のくり貫きの真っ最中でした。
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電動カッターを使って下に敷かれた型板のサイズに合わせて切り抜いています。

テンポよく合板(特注のシナベニヤ)を切り抜いていきます。
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メーカーごとに底板のオーダーが若干違ってくるのでその注文に応じるために2階にある置き場にはたくさんの型板が保管されていました。

底板を切り取る作業場の隣の作業場では曲げて筒状にした合板を必要な高さに切り出していました。
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切り出した底板と壁面を接合する作業があるのですが、下にある機械を使い空気圧で底板を貼り付けています。
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貼り付けた後、乾燥させるのですが、のりがはみ出しているということは一切ありません。
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はみ出さない程度でかつしっかり接着できる量があるそうですが、これは長年の経験がないと分からないと社長さんは笑って答えてくれました。

笑いながら手渡してくれたのは梅型の枠。
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金沢の大学に依頼されて作った枠なのですが、写真撮影はできませんでしたが、つなぎ目の接着面が非常に美しく処理されていました。

ただ、梅の曲線を表現するのは非常に難しかったそうで、「時間がかかったよ」と苦笑していました。


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