【北條陶房】清水源二先生の陶房にお伺いしました。
こんにちわ店長です。
昨日は日中は暖かったのですが、夕方あたりから風が強く吹き始めて
今日はまた冬に逆戻り・・・周りの景色は春に近づいていることは分かるのですが
それにしても寒いです。
今日は常滑の【北條陶房】清水源二先生の陶房にお伺いしました。
実は私の家は、源二先生の弟さんの清水源三先生の奥様のお母さんと関係が有り、
初老祝いで源三先生を通じて源二先生に茶器セットを作っていただいたという縁があります。
その縁もあってか、現在、私が楽天市場で常滑焼を販売しているわけですが。
先生の陶房は車で行くことは可能ですが、道が狭いため常滑焼陶磁器会館の駐車場に車を止めて
そこから焼き物散歩道を歩いて向かいます。
ウド鈴木も歩いた路地を通り切通しの通りの上に架かる橋を渡り・・・
先生の陶房に到着。
中に入ると先生は作業場のロクロに向かって急須の本体を作っていました。
清水源二先生
作業場は軽快なクラシックの音楽が流れていてリラックスして仕事が出来る環境になっています。
いつものように先生にお土産を渡して、源二先生自身が作られた茶器でお茶をいただきます。
銅製の打ち出しの茶筒からは静岡産のお茶、毎年、お茶農家さんから少し分けてもらっているそうです。
口当たりが非常によく飲みやすく美味しいお茶でした。
お茶をいただきながらお話を伺いました。
源二先生の考えは「急須はうすく、軽く」そして「ロクロ目を生かしてシンプルに作る」
源二先生のファンの方なら分かると思いますが、先生の作品はシンプルですがロクロ目が生きていることが
お分かりいただけると思います。
また作品の多くが焼〆で作られています。これは源二先生が考えた結果、たどり着いた答えとのことでした。
なぜなら、焼き物というのは元来「良い土が出るから出来るもの」であって、その場所で作品を造り、窯を作る
そしてその場所で焼く、完成した作品はその土本来を生かした作品が出来る。焼〆は土本来の素材を生かすことが
出来るとのことでした。
でも、私も自宅にあるので知っているのですが源二先生も朱泥の急須を作られていました。では、なぜ今は作ることを
控えているか・・・そのお話はまた明日。