【甚秋陶苑】伊藤成二先生とミニ急須

こんにちわ店長です。

今日は午前中に【甚秋陶苑】の伊藤成二さんのお宅にお伺いしました。
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今年の2月に東京ドームで行われたテーブルウェア・フェスティバルでお会いしたときに
「お伺いしたい」とお願いしたところ快諾していただいたので、前回、稲葉先生と同様に再度電話連絡してお伺いしました。

伊藤先生の陶房兼ご自宅は常滑の市街地にあります。

名古屋鉄道常滑駅から歩くと大体15分から20分ほどかかるでしょうか、

狭い路地を入り、坂を上っていくと先生の陶房に到着します。

市街地ですが、とても静かで仕事がしやすい場所だと思いました。

今回は車で行きましたが、伊藤先生は「よく来れたね」と感心していました。
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それだけ常滑の路地は複雑なのです。

ちなみに私が住んでいる半田市亀崎市街地も似たような光景で、昔は路地を使って鬼ごっこなんてやっていました。

工房の横にギャラリースペースがあり、そこでお話を伺うことに。
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スペースの真ん中にはテーブルが置かれており、先生が造った小さな鉢に水苔が乗っていました。

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先生が製作したミニ急須で淹れたお茶をいただきながらお話を・・・。

本当は他愛のない話からはじめて、本題のほうへ入っていくのが本当のインタビューと

いえるのですが、私の場合は直球勝負というか、なんというか・・・(先生、ごめんなさい)

その直球というのが・・・

「先生の商品は常滑焼のカタログに掲載されていませんよね」

ど真ん中な質問にも伊藤先生は素直に答えてくれました。(本当にごめんなさい)

「自分の想いが詰まった作品を自分の目の届く範囲で商品を造っているから、自然に少なくなってしまう。でもそれは想いを伝えたいから」
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先生は自分の作品を家庭の中で普通に使うことが出来る飽きのこない作品をファンに

提供していきたいと考えています。そしてファンになっていただいた方を大事にしていきたいと言われていました。

テーブルの上に急須が一つ置かれていました。

「修理を頼まれていたのが完成したのがこれ」

注ぎ口の壊れた部分を金で補修して使用できるようになっていました。

自分の作品を長く愛用していただきたいとアフターケアに心がけるようになり、金継ぎを習得し、破損に対処しているそうです。

常滑焼は「道具としての常滑焼」と「美術としての常滑焼」があり、先生は「道具」と「美術」の両面を持った作品が多く、それが

先生の「想い」そのものが現れていると感じました。
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これからはどのような作品を造っていかれますかの質問に先生は、伝統を重視して革新的な作品をこれからも造っていきたいと仰っていました。

また、急須や湯呑みを中心としたテーブルコーディネイトをしてみたいと言われ、何例か見せていただきました。
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陶板のテーブルは先生の作品です。


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木製トレーは以前ミツカン役員を務めていた方が趣味で作られた作品だそうです。

話は変わりますが。

当店では伊藤先生にお願いして「ミニ急須」を2点、取扱させていただくことになりました。
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【受注発注品】常滑焼作家 【甚秋陶苑】伊藤成二のミニ急須常滑焼 甚秋 10号(180ml)朱泥ミニ急須 \10,500(税・送料込)


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【受注発注品】常滑焼作家 【甚秋陶苑】伊藤成二のミニ急須常滑焼 甚秋 8号(140ml)焼〆ミニ急須 \8,400(税・送料込)

この2点はおそらく先生の陶房での直接注文販売以外では販売していないミニ急須です。

小さい急須を一つ一つが手作業で製作するため非常に時間が掛かります。ですが品物の出来は非常に美しく値段には変えられない物だと思います。

ミニ急須ですがしっかり手にフィットする感触がたまりませんでした。

基本は【受注発注品】ですが、先生の陶房に在庫が有り、当日12時までに御注文いただければ当日発送させていただきます。

このブログが見ることが出来ても、ネット注文が出来ないという方にはお電話でも御注文を受けさせていただきます。

電話番号 0569-58-0195 店長:岩本までご連絡ください。

ただし、お電話での注文はクレジット決済が出来ないため【代金引換】のみのお取扱となります。

そのため代金引換のための手数料が別途かかります。

代引手数料は 1万円未満315円 1万円以上420円(税込)となります。
 
ご理解をお願い致します。

追伸:伊藤先生、帰り際にイチゴありがとうございます。美味しくいただきました。